“北のかがやきデイサービス”今年の正月は、しめ縄飾りを手作りしました

令和5年、新しい年を迎えました。
皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

新年を迎えた北のかがやきには、手作りのしめ縄飾りの藁の青々とした香りが漂いました。
しめ縄飾りはご利用者の皆さんと職員が一緒に作ったものです。

「昔は藁で草履やしめ縄どご編んだの。ちっちぇ頃、親から編み方教えらいだもんだ。」と懐かしそうに話すご利用者。

その何気ないご利用者のお話から、新年へ向けてご利用者と一緒にしめ縄飾りを作れないかと考えました。

藁は地域に住んでいる職員が、準備してくれました。
しめ縄飾り作りは、縄を一本ずつ縒り合わせる、所謂「縄ない」から始まります。数本の藁を手に取り、縄をなう作業です。

よし!今日から縄ないを始めようとご利用者の皆さんの前に藁を広げました。すると、ご利用者より、「この藁では固くてだめだ。まず、藁どご叩いてやっこぐさねまねよ。」とのお話が…。しめ縄飾り作り初挑戦の私たち職員は、事前にしめ縄飾り作りについて勉強をしましたが、藁を柔らかくするために叩く作業が必要であることは知りませんでした。

藁を叩く作業を終え、いよいよ縄ないに入ります。
ご利用者の皆さんは藁を手に持つと、目つきが変わり、手の中で魔法のように縄になっていきます

「左手の平に藁をのせで、右手で回すようしての。」
「昔は藁でなんでも編んだよの。」

ご利用者同士の会話が弾みます。

できた縄は輪飾りにし、飾りをつけて完成です。

完成したしめ縄飾りは、地域の保育園や小学校にも贈らせていただきました。

子供達のみならず、先生方も感動されており、

「しめ縄飾りは売っているものしか見たことがないので、とても貴重なものをいただきました。子供達にもきちんと話をし、学校でも飾らせていただきます。」

とのお言葉をいただいております。

ご利用者の皆さんと一緒に新年への想いを込めて作ったしめ縄飾り。
そのしめ縄飾りを飾り迎えた新年は、めでたさもひとしおで、温かい気持ちで新年のスタートを切ることができました。
 

※一部、撮影の為マスクを外しています。