家族のぬくもりを感じた瞬間 ”グループホーム”

要介護者

I様 80代 女性

グループホームに入居されて約2年になるI様。
入居されてからは、遠方のご家族より定期的にI様宛にメッセージ 付きの絵葉書が届きます。その絵葉書にはいつもI様を気にかける温かい内容の文章が添えられています。I様にお渡しすると、「いっつも手紙書いてくれて、届くと嬉しなやの~。」と、喜びいっぱいの表情を見せてくれます。その絵葉書をいつまでも大切に手元に置き、時々読み返していました。

約1年前のそんなある日、I様より「昔は手紙の返事を書いでだんよ。ここに来てからは一回も書いでねがら書ぎでの~。」という希望がありました。そこで、I様と職員が相談しご家族に返信の手紙を書くことに決めました。ちょうど年末時期であったため年賀状を書くことにしました。

久しぶりに文字を書くということで、 書き始めるまで少しとまどいもありましたが、職員と一緒に手紙のお礼とご家族へのメッセージを心を込めて書きました。I様も年賀状が完成すると、とても喜ばれ「いつももらってばっかりだがら、書げでよがった~。はやぐ届けばいの~。」と話されていました。

それから数か月後に、ご家族より生活の様子がわかる写真を毎月見せて欲しいという要望があり、職員が行事や普段の生活の様子をまとめたお便りを作成しました。写真と様子のコメント、一番下の欄にはI様からの一言欄を設けて、ご家族にメッセージを書いていただき月に一度郵送するようにしました。

職員が「この手紙を毎月ご家族に届けますよ。」と、お話しすると「遠いけども、こうやってやりとりでぎんなは嬉しの~。返事くんなも楽しみになるの。」と手紙のやりとりをとても楽しみにされていました。また、 ご家族からは「忙しい時間に作っていただいてありがとうございます。」と感謝のお言葉をいただきました。 ご家族からの絵葉書は今でも定期的に送られてきます。

遠方に住まれているご家族とのお手紙のやりとりを通して、ご家族のぬくもりを感じ、離れていても心が通った瞬間だと思います。 また、職員も一緒に作成したことで、I様のご家族への想いにふれ、希望を叶えられたという達成感を味わい共感することができました。今回の取り組みでは、入居者様だけでなく、ご家族とのふれあいに関わりを持つことができ、改めてこの仕事に対するやりがいを感じることができました。

これからも、入居者様の想い、ご家族の想いに寄り添いながらご家族との関わりを大切に支援していきたいと思います。