運動会で体力アップ!~心も体も健康に~
グループホームライフケア黒森では、毎年6月に運動会を開催しております。
今年度は、6月28日にグループホームライフケア黒森施設内にて、①玉入れ②風船リレー③パン食い競争の3種目を、青組、赤組に分かれ、チーム対抗戦で行いました。
共同生活を送っている仲間意識の構築のため、ご利用者だけでなく、職員もチームの一員として参加しました。
運動会開催の目的
6月の学校行事といえば、地区運動会が思い浮かぶのではないでしょうか。
「孫の運動会見さ行たけなぁ~。」、「地域の一員として運動会さ行ったもんだ。」
と話されるご利用者もいらっしゃいました。
運動会に参加し、楽しみながら体を動かしていただくことで、五感を刺激したり、昔のことを思い出していただいたり、ご利用者同士の話題作りとすることなどを目的とし、運動会を開催しました。
体力アップ月間について
グループホームライフケア黒森では、毎日10時と15時の計2回、ご利用者全員と、職員が集まって体操を実施しています。
今年度は新たな取り組みとして、6月を「体力アップ月間」と称し、運動会までの約1か月間、毎日行っている体操の時間に軽運動を取り入れ、ご利用者の体力づくりと身体機能の維持や向上を図りました。
具体的な内容として、
- 10時、15時の体操時に運動会の開催のお知らせを行い、より楽しみを持っていただきます。また、楽しみを体力づくりに繋げます。
- 6月の第1週、第2週、第3週は、背伸びの運動、肩回し外外旋、肩回し内外旋、左右リーチ運動等の、上半身の運動を体操に追加して実施しました。
- 6月の第4週、5週は足踏み20回、かかと上げ、つま先上げ等の下半身の運動を、体操に追加して実施しました。
- 当日はラジオ体操で準備体操を行ったため、10時の体操時はリズム体操、15時の体操は「テレビ体操」の録画を流し、毎日ラジオ体操を行いました。
毎日の体操の中に軽運動を取り入れたことで、「28日は運動会だ。」、「運動会あっさげ、頑張らねばねの。」と話され、体操に積極的に参加されるご利用者もいらっしゃいました。
当日まで十分に体力をつけて臨むことで、「運動音痴ださげ、運動会だば参加さんねな~。」と話されていた方も、当日には「よし、頑張るぞ!」とやる気いっぱいで参加してくださりました。
ご利用者の身体機能の維持と向上だけではなく、自信に繋がるといった効果もありました。
運動会当日について
運動会当日は、ご利用者と職員がチーム一丸となって、優勝を目指して3つの種目で競技しました。
毎日体操の時間に練習したラジオ体操は、「毎日練習したの~。」と、この1か月を振り返りながら実施しました。
ご利用者、職員の代表が選手宣誓をして、運動会の開幕です。
玉入れ
上半身の軽運動を活かして、「玉入れいっぺ入れっぞ~!」と、腕をめいっぱい伸ばして玉を投げます。
風船リレー
「隣の人に届け~~!」
パン食い競争
「パンある所まで頑張って歩ぐぞ!」、「負けないぞ~!」
しっかりとした足取りで歩いて行かれる皆さんの様子から、「体力アップ月間」が効果的であったことが見て取れるようです。
昼食の様子
お昼には、「普段と違う特別感や、雰囲気を味わっていただきたい。」そんな思いから、チームごとにテーブルを囲んで、お弁当を食べました。
「孫の運動会に、重箱でごっつぉこさえで持っていたもんだ~。」と会話も弾んでいる様子がありました。
表彰式
厳正なる審査の結果、優勝は「赤組」、敢闘賞は「青組」でした。
運動会の最後に、ご利用者に感想をお聞きしたところ、「今日は天気も良く、最高の1日でした。また来年も頑張ります。」とお話ししてくださいました。
運動会を振り返って
各競技白熱の戦いでしたが、「そっちの組もがんばれ~!」とお互い応援しあう場面もありました。
チーム対抗戦ではありましたが、共に生活を送る仲間として拍手を送ったり、称えあったり…運動会を通し、仲間意識が更に強く構築されたように感じられます。
新型コロナウィルスの流行に伴い、感染対策のため外出が困難な状況ではありますが、今後も施設内で出来る行事を通して、ご利用者様に季節感を味わっていただいたり、身体機能の維持と向上や、ご利用者同士、ご利用者と職員の交流を図っていきたいと思います。