「いつまでもおいしく食事がしたい」という気持ちを大切に。

ライフケア黒森では、ご利用者のお口の健康を守るために、歯科衛生士がお口の定期検診と口腔ケアを実施しています。

毎食後の歯磨きはご利用者と介護職員が行っていますが、口腔清潔に加え、誤嚥性肺炎予防といつまでもお食事を楽しめるお口作りに焦点を当て、2月より歯科衛生士を1人増員しました。

近年、入所されるご利用者はご自分の歯が残っている方が多く、口腔ケアに対する意識が高いことが伺えます。

1人増員したことで、定期検診に加え、歯科衛生士が行う日常の口腔ケアの回数を増やすことができました。それはご利用者の皆様にとって「いつもきれいになって気持ちいい。」「診てもらうからきれいにしておきたい。」と口腔内を清潔に保つだけではなく、楽しみや気持ちの張り合いに繋がっているようです。

入所された頃は「歯磨きは自分でできるからいいわ。」と上手に磨かれていた方も、今では「今日は水曜日だから歯科衛生士さんに磨いてもらう日なの。何時頃くるかしら。」といつもの歯磨きも念入りにされています。

あまりお話されない方も、おやつの前のパタカラ体操で声を出すことで背中がピンと伸び、おやつを囲んで隣席の方とお喋りされていました。

時間をかける定期検診と細部への口腔ケアも大切ですが、週に何度もプロフェッショナルケアを実施できる環境ができたことで、職員の口腔ケアに対する意識も更に高まっています。

「いつまでもおいしく食事がしたい。」という気持ちを大切にし、そのためのアプローチの一つである口腔ケアの幅を広げ、ご利用者の健康と笑顔のために取り組んでいきたいと思っています。