「こんなにいいところ」 嬉しい言葉に感謝

令和3年9月10日に、特別養護老人ホーム並びに小規模特養老人ホーム賀詞贈呈式を行いました。

長寿4名・白寿1名・米寿7名 合計12名のご利用者へ、山形県と酒田市からはお祝いの記念品を、施設からはお花を贈呈しました。


式典に参加された最高齢である102歳のご利用者K様は、賞状を受け取った際に少し照れくさそうにしながら、自作の歌を披露して下さいました。

一つ ひとよりいいところ♪
二つ ふたつとない、いいところ
三つ 見事にいいところ♬
四つ よぐよぐいいところ
五つ いっつも仲良くて、いいところ♪
六つ むつまじくていいところ
七つ なかなかいいところ♬
八つ やっぱりいいところ
九つ こんなにいいところ♪
十は バンバンザイ‼

K様は、102歳とは思えないほど元気はつらつで、いつでも笑顔を絶やしません。デイサービス・ショートステイを数年にわたりご利用された後に入所された方でもあります。

数日後…「もう一度、あの時の歌が聞きたい。」

そう思い、K様のところに行って来ました。夕食後に共有スペースで過ごしていたK様。

「賞状を貰った時に歌っていたうたを聞かせてもらえませんか。」とお願いしてみました。


「あんだ歌なの、聞いてどうすんなや…。」と言っていたK様ですが、世間話をしているうちに「職員さんが優しなやの。」「一緒泊まってる人だど、しゃべんながおもしぇ。」「行事どがの、毎日違うごどやってけでい~なやの。」と日々感じていたことを話してくださいました。

賀詞贈呈式の日は「こんなにいいところはない、これからもずっとここで元気に頑張りたい。皆が祝ってくれて嬉しい。」そんな想いを込めて歌を披露されたそうです。

ライフケア黒森での生活に、やりがいや楽しみ・生きがいを感じてくださったK様。

歌を披露された日は、たくさんの拍手に「ありがどの。こんげいっぺだ人がら祝ってもらってもっけだの。」と感謝の想いが込み上げていたそうです。

贈呈式後には、お祝いの気持ちを込めて職員より大黒舞の披露がありました。参加されたご利用者の方々より温かい拍手をいただき、舞手は感無量(涙)。日々の練習の成果が十分に発揮できました。

式典を見学できなかったご利用者へも、各通りをまわり大黒舞を披露させていただきました。

「上手だの。見らいでいがった…」と、涙ぐむご利用者の姿に職員の目からも熱いものがポロリ。「これがらも頑張んねまねの」とご利用者同士で声をかけ合う姿も見られました。

秋の気配を感じ始めた良き日に、たくさんの職員やご利用者でお祝いできたことを大変嬉しく思います。

ご利用者の笑顔と「ありがどの」という声が、日々の職員の励みです。皆さん、おめでとうございます。
そして、かけがえのない毎日に感謝です‼

賀詞贈呈式フォトギャラリー