【グループホーム】「おらいの畑」の1年間をご紹介します。
グループホームでは、職員とご利用者が一緒につくる「おらいの畑」で平成27年から農作物を植えて育てています。
今回はこの畑づくりの1年をご紹介します。
グループホームの「おらいの畑」は
今年で6年目となりました。
グループホームと小規模特養の渡り廊下部分にある10畳程の畑ですが、今年も美味しい野菜が収穫できました。
畑作業では、
歩く、座る、立ち上がる、耕す、掘る、水を撒く、草を取る、収穫する、運搬する、洗うなどの数多くの動作を必要とします。
そのため、身体面でも運動能力や体力の維持増進に効果が期待できます。
また精神面でも、満足感や達成感、気分転換やストレス発散、思考力や想像力の向上、記憶力の改善などあらゆる効果があると言われています。
実際に、ご利用者と職員が一緒に作業を行い、身体を動かし、畑の前を散歩すると
「んまそうだの。」
「おっきぐなれよ。」
「〇〇だば、こうやって食べだの。」
など会話が膨らみます。
特に昔から畑作業をされてきた方は、表情がイキイキされています。
今年は土づくりからご利用者と職員が協力し行いました。
今年植えた野菜は、里芋、さつま芋、トウモロコシ、ミニトマト、ピーマン、きゅうり、かぼちゃ、すいかと種類も豊富です。
<< まずは草むしりから >>
<< 草むしりだば任せれ~と気合十分です >>
<< 耕運機で土を耕します >>
<< 里芋の収穫 >>
<< 収穫作業を見守ってくれています >>
<< からどりの芋がら干しに挑戦 >>
<< 昔やったごどあるの~と素早く編み込んでいました >>
畑作業を通して作物を植える、育てる、収穫する、食べるという一連の楽しみが芽生えます。
自分達で育てた野菜は格別です。
今年は納涼会や芋煮会、おやつ作り等に収穫した野菜を使い調理しました。
また、収穫時は小規模特養のご利用者も一緒に参加し、ご利用者同士の交流の場ともなっています。
ご高齢になり施設での生活となると、なかなか季節を感じる機会が少なくなってきます。
「○○は酒田祭りまでに植えねばね」や「さつま芋だば秋だの」といったように季節に合ったお話ができます。
普段の生活で季節を感じられる日常生活を、いつまでも持つ機会を作っていきたいと思います。
また、畑作業を通して懐かしい話を思い出したり、その話でご利用者同士が盛り上がったり、普段動かさない手先や体を動かす機会となります。
土や作物、人とのふれあいで五感を刺激し、日々の生活がより豊かになるように、今後も「おらいの畑」をご利用者と職員が一緒に育て、「楽しめる」ことを心掛けていきたいと思います。