気力も体力も落ちてしまって、掃除や買い物ができないの…とご本人からのご相談

精神疾患を患ったご利用者を障害福祉サービスに繋げたケース
気持ちよく快適に過ごせ気分も明るくなったとご本人より感謝の言葉が…

要介護者

60代 女性 一人暮らし 30代に精神疾患の診断を受ける

酒田市介護保険課に直接ご本人が訪れ、精神面での気持ちの波があり、日常生活に支障をきたすようになったため家事支援をしてほしいとの相談がありました。

その後、酒田市介護保険課より地域包括支援センターかわみなみに連絡が入り、すぐにご本人支援に向けた詳しい状況の把握のためにご自宅を訪問しました。

ご本人は30代に精神疾患の診断を受け、定期的に病院を受診しながら、身の回りのことは何とか自分で行い、自宅で一人暮らしの生活を送ってきました。

最近は気持ちが強く落ち込み、気分に波があって何事もやる気が起きず、体調の変化も著しいことと下肢筋力の低下もあり、家事仕事が行き届かず部屋が散乱している状態で、日常生活に支障をきたすようになってきたことで不安な毎日を送っていました。

近所に長女が住んでいるものの、長女も持病があるため協力してもらうのは困難であるとのことで、ご本人より掃除や買い物などを手伝ってほしいと相談を受けました。

「ワンストップ機能」を持った相談窓口として

第二号被保険者(40歳から64歳)で特定疾病も該当にならないために、介護保険での介護申請を行うことはできず、地域包括支援センター内で、介護保険制度以外でどのようにすれば家事支援サービス利用に繋げることができるかを検討しました。

長年精神疾患を患っているのであれば、障害者手帳が交付されているのではないか、もし所持しているのであれば、障害福祉サービスを利用できるのではないかということで、本人に確認したところ障害者手帳を所持しており、酒田市福祉課に障害支援区分を申請し、障害福祉サービスの利用について提案させていただきました。

酒田市福祉課と連携を行い、掃除や買い物などの利用に繋げることができました。

この家事支援サービスを受けることで、自宅内の環境整備に繋がり、気持ちよく快適に過ごせ気分も明るくなったとご本人より感謝の言葉をいただきました。

地域包括支援センターは高齢者の相談に対し、「ワンストップ機能」を持った相談窓口として介護保険制度やそれ以外の必要なサービスを紹介し、尊厳のあるその人らしい生活が継続出来るように支援させていただきます。