自宅での生活を意識したショートステイにおける取り組み

『ご自宅同様の暮らしの継続』を支援方針に

ライフケア黒森ショートステイでは『ご自宅同様の暮らしの継続』を支援方針に、個別ケアに向けた支援、生活リハビリによる身体機能の維持に取り組んでいます。
ご利用者が住み慣れた自宅での生活が続けられるように、必要な動作や日常生活における動作を、ショートステイの利用を通して意識的に行っていただくなど、一人ひとり心身の状況に合わせてサポートします。

今回は、ショートステイご利用者の生活の一部をご紹介したいと思います。

花壇に植えたサフィニアの花がらを摘んでいます。

花がらを摘むと、摘んだところから脇芽を出して、株も大きくなります。多花性の植物なので、毎日の手入れが必要でしたが、ご利用者より「毎日咲かせてくれる綺麗な花に、作業のやり甲斐があったよ。」と花のお世話をしてくれたご利用者が話してくれました。

自宅で使用している歩行器を使って歩行練習

自宅での移動動作も安定して行えるように、歩行練習だけではなく、椅子やベットからの立ち上がりや、方向の転換する時の注意点など、確認しながら行っています。

談笑しながら飲むコーヒーは格別

ホールにある食器棚から好きなコーヒーカップを選び、「今日は甘めがいいかな?苦めがいいかな?ミルクの量はどうしようかな?」とその日の気分で考えるのも、楽しみだそうです♪
自宅では一人で過ごす時間が多いため、「ここで飲むコーヒーは格別に美味しい!」と言っていただいています。

緑とふれあい、成長を楽しむ

ホールにある観葉植物の水やりをされています。
草木が伸びてくると剪定し、根が張りそうなものは挿し木にしたり、その他の草木は可愛い小瓶に入れて成長を楽しんだりしています。

足が動く限り自分でしたい

椅子からの立ち上がりの訓練の様子です。
「足腰が弱くなってしまったけど、足が動く限り自分でトイレさ行きたいなや~」とその気持ちがリハビリを頑張らせてくれるとの事です。

畑仕事の喜び 芋のつるはクリスマスリースに

春に植えたさつまいもを掘りました。
自分たちで植えた苗が成長し、収穫できた喜びの表情をパシャリッ。収穫後の芋のつるは、乾燥させてクリスマスリースを作る予定です。昨年作ったクリスマスリースも大成功でした。

新聞で得た情報を他のご利用者に教えてくれます

毎日、新聞を読まれている方です。
昔から、新聞は欠かさず読んでいらっしゃったとのことで「この歳になっても、世の中の動きが気になるもんだ。今の世の中を、つい昔と比べてしまって驚かされるばっかりだ。」と、新聞で印象に残ったことなどを他のご利用者に教えてくれます。

畑仕事が生活の『ハリ』に

スイカやじゃがいも等、夏野菜の収穫の後に大根の種を植えました。
畑仕事に馴染みのある方がとても多く、指導していただきながら若いスタッフも一緒に植えました。毎日成長を眺めては、収穫を楽しみにしています。ご利用者より「畑仕事はまだまだ出来るのに、自宅では”危ないから”となかなかさせてもらえない。ここに来て楽しみたい。」と話され、世代間の交流の場、ご利用者本人の生活の活性化にも繋がっています。

共有スペースを率先してきれいにしてくださいます

濡れタオルを作っています。食後のテーブル拭きもきれいにしてくれています。