【こもれびの郷浜中】馴染みの地域で『自分らしく』生き生きと過ごしていただけましたら嬉しいです。

こもれびの郷浜中では、ご利用者一人ひとりが自分らしさを再発見できるよう『笑顔』『安心』『楽しみ』を提供していくとともに、馴染みの地域で暮らせるよう支援していくことをコンセプトに運営をさせていただいております。

今年の夏は、なす作りに挑戦。ご利用者の皆さんと育て、地域のなす料理『なべ焼き』を事業所の夏祭りで作り、楽しみました。

浜中地域のご利用者は農家を営んできた方が多く、皆さんが先生です。植え方や水、肥料のやり方などを毎日ご利用者に教えていただきながら、大切に育ててきました。

皆さん家では地植え。プランターで育てるのは初めてです。
雨や風で倒れないように、手入れの方法を習いました。

夏祭り期間中は、ご利用者からなべやきの準備や調理をしていただきました。

酒田市内では『なすごんげ』浜中地区では『なべやき』というこの料理。家庭ごとに少しずつ異なり、「あなたのうちでは何入れる?」の話題で盛り上がりました。なべ焼きは連日大好評。「もっと食べたかった~」の声があがりました。

台所仕事は無駄がない段取りで手際よく。いつもの穏やかな様子とは違った、生活で培ってきた一面が垣間見え、キリリッとしていらっしゃいました。
今日のなべやきの仕上がりはどうでしょうか。味噌のいい香りがホールに広がります。

ご利用者と共に育て、料理をし、味わう試みは、地域の習慣やご利用者がこれまでの生活の中で培ってきた役割や技術、様子を教えていただくきっかけになりました。

こもれびの郷浜中は、地域で生まれ育った方々が集うデイサービスです。地域の慣わしや特性を活かしたサービスを取り入れ、ご利用者が役割や張り合いをもって、地域で自分らしく生活することができるよう、今後もサービスを検討し提供していきたいと思います。

秋になってなすはさらに豊作です。