今がその時!適切な排泄支援でご利用者の尊厳を守る

DFree導入の背景

私たちのショートステイでは、ご利用者一人ひとりの生活リズムや身体状況に合わせた排泄支援を行っています。定時のトイレ誘導に加え、個別のタイミングでの声掛けや誘導を大切にしています。

しかし、認知機能の低下や身体機能の変化により、これまで排泄に問題がなかった方が失禁してしまったり、トイレに向かう頻度が増えたりする方もいます。失禁による気持ちの落ち込みや、排泄回数の多さによる生活の質の低下は、ご利用者の尊厳に関わる大きな課題です。

また、ご家族からも「最近トイレの回数が多くて…」「尿漏れが増えてきている…」といった声が多く寄せられています。

そこで私たちは、排尿予測機器「DFree」を導入しました。

DFreeは超音波で膀胱内の尿量を測定し、排泄パターンを数値化・分析することで、より適切なタイミングでの排泄支援を可能にします。介護職員の負担軽減だけでなく、ご家族やケアマネジャーとの情報共有にも役立ち、自宅での支援にもつながります。

今回、DFreeを使うようになってご本人の生活の質も上がり、ご家族や介護職員からも喜びの声があったので、事例をご紹介いたします。

ご利用者

A様 93歳 女性 要介護3

A様は以前、失禁なく排泄できていましたが、認知機能の低下により夜間のトイレの回数が多くなり、失禁や汚染による更衣が増えてきました。A様からは「何もできなくなって…」と自信を失う言動も見られるようになりました。

DFreeで排泄の間隔を分析した結果、日中より夜間の間隔が狭く、同じ時間帯で覚醒するという一定のパターンがあることが判明。膀胱内に尿が溜まったタイミングで声掛けを行うことで、失禁の回数が減少し、睡眠の質も向上しました。

A 様

失敗することが少なくなって、気持ち良く過ごせるようになったし、夜もゆっくり眠れるようになったよ。人に迷惑かけずにトイレを済ますことができて嬉しい。ありがとう

ご家族

夜間の失敗したときの片づけや着替えが大変でしたが、何時頃に声を掛ければ良いのか教えてもらえたので、とても助かりました。母も以前のような落ち着きを取り戻して、表情も明るくなったような気がします

職員

A様は夜間に何度もトイレに向かわれることで、ゆっくり眠れない状態が続き、昼夜が逆転しているような状況でした。こちらから適切な時間に声をかけることで、A様は安心して眠れるようになり、同時に職員の介護負担も軽くなりました

ご利用者に寄り添った尊厳ある介護を

排泄はとてもデリケートなテーマです。

「自信をもってトイレに行きたい」
「何歳になっても自分のことは自分でしたい」
「快適に、自分らしく過ごしたい」

そう願うご利用者の尊厳を守れるよう、私たちはDFreeを活用しながら、精神的なケアも含めた、より丁寧な支援の実現に向けて、これからもご利用者の気持ちに寄り添った支援を続けてまいります。