温もりと未来をつなぐICTケア
私たちの施設では、介護現場におけるICT機器や介護ロボットの導入を積極的に進めています。これは単なる業務効率化のためではなく、職員の負担軽減と、ご利用者の生活の質向上を両立させるための大切な取り組みです。
令和4年、NDソフトウェア社の「ほのぼのトーク」を導入し、介護現場のコミュニケーションの質と効率を高めています。これにより、日々おこなう夜勤前の申し送りを複数事業所間でスムーズに共有できるようになりました。


従来は、4つの事業所から7名のスタッフが一箇所に集まり、対面で申し送りを行っていましたが、「ほのぼのトーク」の活用により、移動や集合にかかる時間を大幅に削減することが出来ました。スタッフはそれぞれの事業所にいながら、リアルタイムで情報を共有できるようになりました。

グループホームライフケア黒森

小規模特別養護老人ホーム ライフケア黒森
介護の現場では、日々多くの業務が発生し、職員の身体的・精神的負担が大きくなりがちです。ICT機器や介護ロボットの活用により、業務の一部を補い、職員が本来専念すべき「人と人とのふれあい」に集中できる環境を整えています。
さらに、緊急時や避難訓練時にもこのシステムが活躍しました。状況の変化に即応できる体制を整えることで、利用者の安全を守るための迅速な対応が可能となっています。


また、音声による申し送り内容が自動で文字化されるため、記録を取る手間が省け、聞き逃しがあっても後から内容を確認することができます。これにより、情報の抜け漏れを防ぎ、スタッフ間の連携がより確実なものとなっています。
介護業界では、人材不足が課題となっておりますが、そんな中でも私たちはICTや介護ロボットの力を上手に取り入れながら、介護の質を高めることを大切にしています。 日々の業務が少しでもスムーズになり、職員が安心して働ける環境づくりにつながるよう、生産性の向上にも前向きに取り組んでいます。 これからも、技術と人の温もりが調和する介護のかたちを目指して、歩みを進めてまいります。