小規模多機能って、どんなサービスなの?「訪問」って、どんなサービスをしているの?

「小規模多機能って、どんなサービスなの?」
「訪問って、どんなサービスをしているの?」
そんな質問を私たちスタッフも聞かれることがよくあります。

小規模多機能では、ご利用者が自宅での生活を続けるために、「通い」・「宿泊」・「訪問」を組み合わせ、必要な支援を受けることができます。

「通い」・「宿泊」・「訪問」
サービスのご説明

「通い」サービス

通常のお迎えに加え、早朝ご家族がお勤め前にご利用者を施設へ送ってこられ、朝食は施設で召し上がることや、午後からご自宅へお迎えに伺うことも可能です。

「宿泊」サービス

夕方にご自宅へお迎えに伺い宿泊することや、宿泊翌日の朝は朝食後に帰宅するなど、ご利用者・ご家族のその時の状況に合わせて柔軟にサービスを受けることができます。

「訪問」サービス

ご利用者がご自宅での生活を送る上で、今できていることが続けられるように支援させていただいたり、その他にも自宅での生活の中で楽しみを生み出す支援にも力を入れております。

北のかがやき小規模多機能は、「通い」「宿泊」は勿論、「訪問」についても柔軟な対応を行っております。「訪問」について、どんなサービスを行っているか、その一例をご紹介したいと思います。

「訪問」サービス一例の紹介

① 買い物支援

お一人暮らしのA様は、近くにお住いのご家族の支援の他、小規模多機能の「通い」と「訪問」を組み合わせてご自宅での生活を続けております。 これは、ある日の買い物支援の様子です。

買い物先は、A様が行き慣れた近所のスーパーです。 A様からカートを押していただき、お店の中をゆっくりと歩きながら商品を選びます。

「これ、好きだんだ。」「あれ買わねばね。無ぐなてしまったなやの」と話されるA様。

私たちスタッフは、A様が必要なものを見つけやすいようにお手伝いしながら、「あれ、どごに置いてあるんでしたっけ?」と、A様と商品を一緒に探すのも楽しい時間です。

レジに並んだA様は、自分でお財布を出し会計をします。少しお手伝いが必要な時は、スタッフがそっと支援します。お金を出すのを手伝ったり、重い荷物を運んだり・・・。A様も安心してお買い物ができるようです。自分らしい生活を続けながら、毎日がさらに充実するように支援を行っております。

① 自宅での学習療法

ご家族と一緒に暮らすB様は、日中、お一人で過ごすことがほとんどです。
「自宅で過ごす時間に楽しみを持ちたい。」そんなご本人の想いから「訪問」での学習療法を開始されました。

「訪問」に伺うと、まず体調確認をさせていただきます。

「血圧どうかな・・・?」
「今日は散歩も行けて体調良い感じなんだよな。鳥海山が綺麗だったな~。」
顔なじみの職員と、何気ない話に花が咲きます。

そして、いよいよ学習療法の時間です。

B様は、自宅で自学学習にも取り組んでおり、訪問時にはその成果をスタッフに見せてくださいます。

「昨日やった教材、自分も知ってる観光地の話が書いてあって…。」
「知らないこともたくさん書いてあって面白いんだよ。」

と、教材の話題から職員との会話も盛り上がります。

B様からは
「一人でいると声が出なくなる時があるけど、声に出して読むと気持ちもすっきりして、前より活舌も良くなった感じがする」

など、訪問サービスを活用し、学習療法を自宅でも継続的に実施することで、良い効果があるとのお喜びの声もいただいております。

また、B様にとって学習療法は、
「日課みたいなものだ、楽しみにもなっている。やると気分が晴れるからね。」

とのお話も聞かれ、熱心に取り組まれる姿は、私たちスタッフにとっても大きな励みとなっております。

最後に

今回ご紹介した「訪問」サービスについては、ほんの一例となります。

北のかがやき小規模多機能では、ご利用者が住み慣れたご自宅で自分らしい生活を続けられるよう、多様な支援を行っております。 これからも、ご利用者とそのご家族が安心して生活できるよう支援して参ります。何かご不明な点やご質問がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。