笑顔あふれる 合同地域交流会にて

小規模特別養護老人ホームとグループホーム「合同地域交流会」を開催しました。
普段よりお世話になっている地域の方々や、ボランティアの方々への感謝と交流の場として開催しておりましたが、新型コロナウイルス感染症予防のため、各事業所でご利用者と職員がで交流を図りました。

「おらいの畑」でご利用者と職員で一緒に育て収穫した、里芋とカボチャを使って、「芋煮」と「カボチャプリン」を作りました。「芋煮」作りの担当は、お母さん職員です。手慣れた手つきで材料を切って、味付けも庄内風の味噌味で煮込みます。

各事業所には、味噌の良い香りがしており、地域交流スペース前には、早く食べたくて待ちきれないご利用者で行列が出来るほどでした。芋煮を受け取る際には、大きな鍋から盛り付けられる芋煮を見て、「いい香りだ。」「おいしそうだのぉ。」と満面の笑顔で受け取っていました。

また、「あの畑で穫れた里芋のぉ」「味もいいのぉ、とってもおいしい。」ととても好評でした。
女性ご利用者からは、「味付けもちょうどいい。」とお褒めのお言葉をいただきました!おかわりするご利用者も多く、お腹いっぱい大満足と満面の笑みがこぼれました。

デザートのカボチャプリンも、カボチャは「おらいの畑」で収穫しました。毎年好評のカボチャプリンはグループホームが担当で作りました。程よい甘さで口当たりも良く、お腹いっぱいになっても「甘いのは別腹だよ。」と召し上がり会話も弾みます。普段、口数が少ないご利用者が、芋煮とカボチャプリンを召し上がりながら笑顔で会話されている光景を見ると、私たち職員も本当に嬉しく感じます。

また、地域の方々との交流が難しくなっているため、地元の伝統である「黒森歌舞伎」のDVD観賞を行いました。「昔は歌舞伎を見に行ったもんだ。懐かしいのぉ」と地元出身のご利用者からは懐かしむ声が多く聞かれました。

コロナウイルス感染症予防をしながらのイベントとなりましたが、小規模特養とグループホームの職員とで声を掛け合い準備を進めてきたことで、職員一丸となって「合同地域交流会」を盛り上げることができました。

ご利用者が満面の笑顔で楽しまれており、職員も喜びと楽しみを一緒に感じることができました。各事業所ごとでの交流会となりましたが、職員同士声を掛け合い、協力し合い各事業所で大いに盛り上がった「合同地域交流会」となりました。

ボランティア、地域の方々との直接の交流が難しいですが、日々のご理解とご協力と支えられていることに感謝しております。
今後も、ご利用者にとって大事な一日一日を大切に過ごしていただけるよう支援して参ります。