離れていても繋がっている。ご家族とオンライン面会で嬉しいひとときを。

今年に入り、世界規模で猛威を振るった新型コロナウイルスの流行に伴い、当法人も感染予防対策として面会等の中止の対応を取らせていただき、皆様には大変ご心配をお掛けしております。

5月14日、山形県を含む39県の緊急事態宣言は解除されましたが、現在の状況から当面は感染予防の対応を継続させていただきますので、何卒ご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。

現在は、面会制限の緩和の取り組みとして、ビデオ通話(Zoomアプリ)を取り入れ、スマートフォン等を使ったオンラインによる面会を行っております。

開始してから、さっそくオンライン面会を希望されるご家族が多く、これまで毎日のように面会に来られていたご家族や、遠方に暮らすご家族のお顔を見て、ご利用者の皆様もほっと安心したような表情を浮かべられたり、嬉し涙を流されたりと、久しぶりの再会を喜ばれながら思い思いの時間を過ごされております。

当法人において、オンライン面会は初めての試みであったため、タブレットの操作や接続までの手順について、職員間で講習会を開いたりシミュレーションしたりと万全の準備で向かいました。

しかし、いざ本番になるとトラブル続出!
画面に映像が映らない、音声が流れない、逆光で顔が真っ暗…など、実際に行ってみると、イメージとは違うことがたくさんありました。

何度も試行錯誤しながら、次第に職員もトラブルに対応できるようになり、家族同士の貴重な時間を満喫していただくために、ご利用者に応じて最適な環境を整えられるようになりました。

画面越しに互いの顔の表情や手の動きから、相手の気持ちが伝わり、離れていても家族の思いは繋がっていることが分かります。

「久しぶり~!おばあちゃん、元気だが~」
「元気だよ!こっちは心配ねさげ、そっちも気をつけれの~」
「落ち着いたら会いに行くからね~」
「待ってるよ~」

ご自分で思いを伝えることが難しい方との面会では、職員が代わりに近況報告や会話のやりとりなどをサポートしながら、短時間でも充実した時間になるよう努めております。

この事態が一日も早く終息し、またご利用者とご家族が直接お会いできる日が来ることを願いながら、今後も皆様が安心して過ごせるようご支援してまいります。