離れて暮らす娘様からのご相談 お母様の日常を実際にご覧になって…
グループホームにいる母が日中どのように過ごしているのか心配で…と相談されたケース
当時の様子
グループホームのご利用者が夜間帯に眠れないことが多く、日中に眠気が来てしまう昼夜逆転傾向が見られていました。
上記の様子をご利用者の息子さんへお話したところ、息子さんが遠方に住んでいる娘さん(息子さんからみた妹さん)に相談されました。
娘さんは看護師さんとのことで、
「母の様子ももちろん心配ですし、昼夜逆転していることで夜に活動的になってしまい、他のご利用者や職員さんに迷惑をかけていませんか」
と心配されていらっしゃいました。
そのような心配があり、娘さんより
「帰省の際に、母がどのような生活を送っているのか、日中一緒に過ごさせてもらっても良いですか?」
と相談があり、施設での生活に付き添ってもらい、日中の様子を共有していただくことになりました。
そして、付き添い当日
まずは、娘さんにご利用者の日々の日常生活の状況をお話しし、実際に付き添っていただきました。
ご利用者が他のご利用者と楽しく雑談をしたり、職員と学習療法を行っている様子を見ていただきました。
娘さんの感想
娘さんより、
「日中に寝てばかりなのかと心配していたが、他のご利用者と楽しく雑談をしたり、和やかに学習療法を行っている様子を見て安心しました」
「目が不自由なこともあり色々心配していましたが、他のご利用者にもお気遣いいただきながら、良いコミュニケーションが取れているようで良かったです」
との感想をいただきました。
娘さんは、今回の日常生活に付き添う形の面会を体験され、
「約6年前の入所時と比べても、身体状況やコミュニケーション能力が保たれており、母らしい生活ができていて本当に良かったです」
「日中、眠たい様子の時間帯もありましたが、元気に食事も食べていたので安心しました。皆さんのおかげです」
と、とても喜んでくださいました。
今回を振り返って
今回、遠方で暮らしている娘さんに”施設での日常生活”を付き添って見ていただいたことで、安心していただけることができました。
その後も、ご利用者の状態や生活リズムに合わせて継続した対応を行い、現在は昼夜逆転傾向の改善も図られています。
娘さんからの喜びのお言葉を励みに、今後も認知症の方への一人ひとりに合わせたサービスの提供を行っていきたいと改めて思いました。