心あたたまる夏のひととき
ライフケア黒森では、平成12年より毎年恒例の夏祭りを開催しております。
かつてはご利用者のご家族や地域の皆様にもご参加いただき、賑やかで温かみのある交流の場となっていました。しかし、新型コロナウイルス感染予防の観点から、ご利用者と職員のみでの開催へと形を変えました。
それでも、季節の移ろいを感じるひとときを楽しんでいただくために、職員一同、工夫を凝らして運営しています。また、2年前からは日中開催へと変更し、時間をかけてゆったりとしたプログラムにしました。
会場へ入った瞬間から、色とりどりの提灯がゆらめき、来場者を出迎えるパネル、屋台風の出店、盆踊りの音色に包まれ、自然と心が弾みます。夏祭りならではの華やかさが会場を満たしました。ご利用者のペースに合わせた、ゆったりとした賑わいが大好評です。



参加された皆様からは
「懐かしい雰囲気が嬉しい」
「遠い記憶がよみがえってくるようだ」
「職員さんが盛り上げてくれて楽しかった」
と、嬉しいお声を沢山いただいております。


今回の夏祭りも、ご利用者と職員のみでの開催となりましたが、笑顔と感動に包まれた素晴らしいひとときとなりました。
メインイベントの「当て物」では、バスタオルやフェイスタオル、枕クッション、アニマル風船、お菓子など、バラエティ豊かな景品を用意。くじ引きでご自身の景品が当たると、皆様からは歓喜の声があがり、中には感動のあまり涙を流される方も…。
その姿に、職員一同も胸が熱くなり、一緒に喜びを分かち合いました。


屋台コーナーでは、焼きそばやスイカ、チョコバナナ、ジュース、綿菓子、ゼリーなど、夏らしい味覚を揃え、視覚・味覚・香りで夏を感じていただけるよう工夫しました。ご利用者からは「昔のお祭りに来たみたい」「こんなに楽しいとは思わなかった」といった嬉しいお声も。
こうしたひとときが、職員にとっても大きな励みとなり、「この仕事をしていて良かった」と思える瞬間でもあります。ご利用者との出会い、笑顔、涙すべてが、私たちの原動力です。
来年も、また心に残る、お祭りが開催できますように。
