ページが見つかりませんでした – 社会福祉法人 正覚会 https://syokaku-lc.com 一貫した理念にもとづく幅広いサービスを提供します Thu, 22 Feb 2024 09:08:43 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.0.7 https://syokaku-lc.com/wp-content/uploads/2020/05/cropped-202005_lc-logo-32x32.png ページが見つかりませんでした – 社会福祉法人 正覚会 https://syokaku-lc.com 32 32 ショートステイの1日をご紹介します https://syokaku-lc.com/post-4286/ https://syokaku-lc.com/post-4286/#respond Sat, 20 Jan 2024 07:40:00 +0000 https://syokaku-lc.com/?p=4286 ライフケア黒森ショートステイでは、ご自宅同様の暮らしが継続できるよう、また、ご自宅へ戻られてからも自分らしく過ごすことができるよう、生活の中での役割や趣味・楽しみなどのお手伝いをさせていただいております。今回は、ある一日の生活の様子をご紹介します。

「おはようございます!」職員が元気にお出迎え!

「今日からよろしぐの~」馴染みの顔に笑顔がこぼれます。

ショートステイでの過ごし方は、様々です。お部屋で過ごすことが好きな方、おしゃべりするのが好きな方、仕事をするのが楽しい方…。それぞれの好きなことややりたい事ができるようお手伝いします。

「これがおいしいんだ!」ご家族様から差し入れをいただいたので、さっそく…♪

その日その日で、「今日は食べる!」「明日食べようかな~」など、ご自分で食べる日を決めながら、日々の楽しみの一つになっています。

「おっかね魚だの」「見た事ねぇの」

同じ地区で育ったお二人。見たことのない魚だったようで、どんな料理にしたらおいしいか、話し合いの結果「天ぷらさしたら何でもおいしいの!」と、決着がつきました。

「これはどごだろ…」

「やってみると、あんがい難しいもんだなやの~」と、趣味の一環であるパズルに取り組まれています。

自宅でも長年家族の為にご飯を作ってこられたので、家事はお手の物!

「ご飯来たよ~、前いいが?ごめんの~」「ありがとう~」エプロンを付けて、職員と一緒に配膳です。
軽い足取りで、「次はどの人さ持っていげばいい?」とお一人おひとりのお顔を見ながら配膳してくださっています。

「おっとっと…こぼれるこぼれる…」「あっちぇぐで、おいしい~!」

大好きなお茶の時間には、急須から好みの濃さでお茶を入れています。

寂しいけれど、帰る日になりました

ご利用者:「また来るの~」
職員:「次回も笑顔でお出迎えするので、元気で来てくださいね!!」

ショートステイは泊まりのサービスですので、1泊からお泊まりになれます。お泊りの間に、やりたいことや「こんな風に過ごしたい」などがありましたら、遠慮なくお声かけください。

ご紹介した様子は、ある一日であり、明日はもっと違う日になるかもしれません。

ご自宅での生活を継続しながら前向きな気持ちで安心して過ごすことができるよう、これからもお手伝いさせていただきます。

]]>
https://syokaku-lc.com/post-4286/feed/ 0
北のかがやきデイサービス 敬老会 https://syokaku-lc.com/2023_kitano_kagayaki_day-service_keiroukai/ https://syokaku-lc.com/2023_kitano_kagayaki_day-service_keiroukai/#respond Wed, 20 Dec 2023 05:12:40 +0000 https://syokaku-lc.com/?p=4198 北のかがやきデイサービスでは、9月18日、19日の2日間、敬老会を行いました。

敬老会では、北のかがやき最高齢となる103歳の方をはじめ、白寿1名、米寿1名、喜寿1名の4名の方に感謝状を贈呈し、職員とご利用者の皆様でご長寿のお祝いをしました。

敬老会ということで、ご利用者の中には、正装されていらっしゃった方もおり、普段とは違った雰囲気の中、ご利用者の皆様も緊張の面持ちで会が始まりました。

感謝状贈呈式の様子

今年は、ご長寿の方々へ、名入りの湯飲み茶わんを記念品としてお渡ししました。

「自分の名前が入ったものをもらうのは初めてだ」
「素敵だのー。これだったらお茶ももっとおいしくなるがもの」
「大切に使わせてもらうの」

と、ご利用者の皆様からたくさんの喜びの声をいただきました。後日、ご家族からも、感謝の気持ちと湯飲み茶わんを早速使用していただいていることを伺い、私共も大変嬉しく感じたところです。

敬老会にまつわる〇✖クイズ大会

賀詞贈呈式の後は、敬老会にまつわる〇×クイズ大会です。賀詞贈呈式では緊張気味だったご利用者も表情が穏やかになり、クイズに夢中です。

ご利用者同士で相談し合いながら、

「海外さも敬老の日あんなんがのー?おれだば、ねぇど思うんどもわからねの。おめさん、“マル”さしてみれ。」
「までまで、あるがもや。一緒“マル”さしてみよ!」

と会話されている姿に私たち職員もほっこり。

北のかがやきデイサービスは、定員20名と少人数で家庭的な雰囲気のデイサービスです。ご利用者同士の繋がりも強く、日頃から楽しそうな会話が弾んでおります。今回のクイズ大会もそんな日頃のご利用者の様子が垣間見れた瞬間でした。

昼食はお赤飯でお祝い

昼食では、地域の餅屋さんの赤飯をふるまいました。

「やっぱりここの赤飯が一番おいしの。これだば長生きできる!!」
と満足そうに話されるご利用者の姿がとても印象的でした。

ご利用者の皆様、いつも北のかがやきデイサービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。

そして、日頃から人生の先輩であるご利用者の皆様との関わりを通し、私たち職員は様々なことを学ばせていただいていること、感謝の気持ちでいっぱいです。

北のかがやきデイサービスでは、これからもご利用者の皆様に「笑顔」「安心」「楽しみ」を提供できるよう努めて参りますので、ご利用者の皆様、いつまでもお元気でご利用ください。

]]>
https://syokaku-lc.com/2023_kitano_kagayaki_day-service_keiroukai/feed/ 0
心地よい生活を送るために ~ 認知症ケアの取り組み ~ https://syokaku-lc.com/post-4159/ https://syokaku-lc.com/post-4159/#respond Thu, 30 Nov 2023 02:20:00 +0000 https://syokaku-lc.com/?p=4159 グループホームでは、ご利用者に「心地よい感覚」をもって生活していただけるよう、認知症ケアとして様々な取り組みを実施しています。今回はその一部をご紹介させていただきたいと思います。

水分飲水量の取り組み

高齢者は、筋肉量の低下により体内に蓄えられる水分量が低下します。体内の水分量が低下すると、脱水症や熱中症などの体調不良が起こりやすくなります。

体内の水分が1~2%失われると意識障害が起こり、2~3%で発熱、5%で運動機能が低下すると言われております。このように体内の水分量は身体状況に大いに関係しています。

グループホームでは、水分補給しやすいような環境づくりを行っており、こまめな水分補給の促しだけではなく、週に2回「お楽しみ喫茶」を開催しています。1日1500㏄を目標とし、飲み物を提供しています。

水分飲水量の取り組みを継続的に実施してきた結果、ご利用者の日中の活動量の増加、歩行動作の向上、微熱傾向の改善などの効果が現れ、今年の夏は特に暑かったですが脱水症や熱中症などで体調を崩された方はおりませんでした。

お楽しみ喫茶のメニューから好きな飲み物を選んでいます

「みんなで飲むと美味しいの~」

ベッドセンサーバイタルビーツ

ベッドセンサーバイタルビーツとは、ベッドマットレスの下に設置するだけでご利用者の睡眠状態の把握、心拍や呼吸の情報から眠りの深さを知ることができる機器です。

令和5年1月より導入し、ご利用者お一人おひとりの睡眠状況の統計をとり、睡眠の質の向上に繋がるように支援しています。 ※他の機能もありますが、今回は睡眠状況の把握について取り上げてみました。

事例

A様はもともとベッドに入るのが遅い方で、他のご利用者と同じような時間帯で就寝を促しても、なかなか寝付くことができませんでした。

ベッドセンサーバイタルビーツを導入後、しばらくデータ取りをした結果、実際に眠りにつく時間に着目して、月の平均値の入眠時間を割り出し、その時間帯に合わせて就寝を促した結果、途中で起きることも少なくなり、朝まで熟睡される日も多くなりました。

① 睡眠状況、心拍、呼吸の確認画面です

② 睡眠状況の統計をとる前

③ 睡眠状況の統計をとった後

睡眠グラフを比較してみると、睡眠状況の統計をとる前は夜間に何度も目が覚めてしまい、入眠している時間が少なく、睡眠効率が80%前半~90%後半とバラつきが見られていますが、統計をとった後はまとまった睡眠がとれており、睡眠効率が90%以上に増加しています。

まとまった睡眠がとれるようになってからは日中の活動量が増え、生活リズムが整ったことで趣味の読書を楽しむ時間が増えました。

学習療法 余暇活動 機能訓練

その他にも、日常にメリハリがつくように認知機能の低下を防ぐ「学習療法」、余暇活動として家庭菜園や個々の趣味に取り組んでいます。

学習療法 コマ並べ中

家庭菜園 プランターへ花植え中

余暇活動 趣味の塗り絵

機能訓練 杖を使って体幹を鍛える運動

また、身体機能の維持向上の為の「機能訓練」は、外部より理学療法士をお招きして、ご利用者個々の身体状況に合ったメニューを考えていただき、状態を確認した後に、日々の生活の中で、職員がそのメニュー内容に沿って機能訓練を行っています。

水分飲水量の取り組みや機能訓練を日々行うことによって、毎日のお食事がおいしく感じることにより、食事量も増え、足取りが軽くなり元気に散歩できたり、学習療法を定期的に行うことで、認知症の進行を緩やかにすることに繋がりました。

睡眠日誌を分析することで、ご利用者個々の最適な睡眠をお助けすることにもなりました。

この活動を継続して行うことで、ご利用者の「その人らしさ」を大切に笑顔で生活できるように私たちスタッフ一同、日々取り組んでおります。

]]>
https://syokaku-lc.com/post-4159/feed/ 0
待ちに待ったドライブの再開、楽しみました! https://syokaku-lc.com/202311_katsudo_ld/ https://syokaku-lc.com/202311_katsudo_ld/#respond Mon, 20 Nov 2023 05:41:00 +0000 https://syokaku-lc.com/?p=4119 ライフケア黒森デイサービスでは、様々な活動メニューに参加していただくことで、たくさんの笑顔を引き出し、生活の中に楽しみを見出すことができるよう、日々サービスを提供しております。

活動メニューの中でも、ご利用者の皆様が楽しみにされているのが、外出支援(ドライブ)です。

新型コロナウイルス感染症が流行してからは感染予防のため、ドライブに代わる活動メニューを行っておりましたが、今年は感染対策を継続しながら皆様に外出の楽しみを味わっていただこうと、午後の活動にドライブの企画を再開することにいたしました。

春は三角公園にお花見ドライブへ

まずは4月、2年ぶりのお花見ドライブに出かけました。
ご利用者は喜んでくださるだろうか、と一緒に行く職員もご利用者の反応にドキドキしながら出発しました。車中ではより楽しいお花見にしようと職員が桜にまつわる豆知識などをお話しながら、目的地の三角公園まで向かいます。

出店での買い物なども楽しみたいところですが、今年は帰って来てからのお楽しみにと、おやつの時間にアイスコーヒーや甘酒を準備しました。花より団子の気持ちをぐっとこらえていざ三角公園に到着すると「きれいだのー!」「やっぱり生で見るさくらは違う!」とこぼれんばかりの笑顔が見られました。

季節を感じ、外出する楽しみを味わっていただけたことで、やはりお花見にお連れできて良かったと職員も実感しました。

移動中の社内も和やかに会話を楽しみました

見事に咲き誇った三角公園の桜

施設の中でも桜の鉢植えで春を感じていただきました

初夏は新井田川沿いであじさい観賞ドライブ

そして6月には、新井田川沿いへあじさいドライブに出かけました。

開花の時期を見定め、あじさいが鮮やかに色づいた6月下旬にドライブを行うことにしました。ドライブの案内を見て楽しみにしているよと話してくださる方や、当日はご家族からの贈り物の洋服を着ておしゃれをされてきた方もいらっしゃいました。

雨でもきれいに見えるあじさいですが、晴れやかな空と鮮やかなあじさいの色がさわやかな初夏の季節を感じさせてくれます。

ご利用者からも「初めて来た!」「色んな種類があるもんだのー」と感想が聞かれ、帰って来られたご利用者の笑顔からも楽しんでいただけた様子が伺えました。

ライフケア黒森デイサービスでは、ご利用者お一人おひとりが笑顔で過ごされ、楽しみを持つことにより、いつまでもご自分らしく過ごしていただくことを目指して日々の支援を行っております。

今後も四季を感じ、日常生活の中にも楽しみを見出せるような活動メニューを行っていきたいと思います。

あじさいを背景にドライブの思い出をパシャリ♪

様々な色や形のあじさいを楽しみました

ガク咲きタイプのあじさいも可愛らしいですね

]]>
https://syokaku-lc.com/202311_katsudo_ld/feed/ 0
みんなで夏満喫!! ~ 合同納涼収穫祭 ~ https://syokaku-lc.com/202310_noryo_shukakusai/ https://syokaku-lc.com/202310_noryo_shukakusai/#respond Mon, 30 Oct 2023 06:52:00 +0000 https://syokaku-lc.com/?p=4021 小規模特別養護老人ホームとグループホームの「合同納涼収穫祭」を開催しました。

新型コロナウイルス感染症予防をしっかり行い、小規模特別養護老人ホームとグループホームのご利用者と職員で交流を図りました。

「おらいの畑」で、ご利用者と職員で一緒に育て収穫した野菜を使って、「お好み焼き」「じゃがバター」を作りました。また、大きなスイカを見たご利用者からは「りっぱだの~」「早く食べたい」との声が聞かれました。

お好み焼きの香ばしい良い香りにつられて、出来上がった料理をすぐに見に来られるご利用者もおり、

「いい香りだ」「おいしそうだ」

と待ちきれないご利用者がたくさんいらっしゃいました。
出来上がった料理を受け取ったご利用者は、皆さん満面の笑顔でした。

おかわりを希望されるご利用者も多く、美味しく召し上がっていただけたようで、お好み焼きはすぐに無くなってしまう程の人気でした。

また、スイカが昔から大好きで「スイカは大好きだから、何個でも食べられるよ」と何度もおかわりされているご利用者もおり、夏の定番スイカはもお好み焼きに負けじと大好評でした。

「もうお腹いっぱいで食べらいね~」と皆さん満足気に話されていました。

また、ご利用者の皆さんに「夏らしい雰囲気を感じてもらえれば」と職員も法被とハチマキをして参加し、ご利用者からは「似合ったのぉ」「祭りだのぉ」と喜んでいただきました。

今年の夏は猛暑が続いており、熱中症なども心配しましたが、暑さに負けないくらい皆さん「合同納涼収穫祭」を楽しまれていました。

「おらいの畑」で収穫した野菜を食べるということは、自分たちで育て、収穫して食べるという格別な想いと味わいがあり、思い出話にも花が咲きます。畑で育った野菜を見て、季節感を感じながら交流を図りました。

今回、「おらいの畑」で育てて収穫した野菜ですが、夏の納涼会では、トウモロコシ、収穫祭ではジャガイモ、スイカを食しましたが、出来栄えは最高でした。

今後も職員、ご利用者がワクワクした気持ちで参加していただけるように企画していきたいと思います。

最後は小規模特別養護老人ホームとグループホームの皆さんと集合記念写真を撮りました。皆さんの笑顔がとても輝いていて、ご利用者、職員にとって最高の一日になりました。

]]>
https://syokaku-lc.com/202310_noryo_shukakusai/feed/ 0
母が認知症かも。診てもらうにはどうしたらいいか困ってしまって…とご家族からのご相談 https://syokaku-lc.com/202310_sodan/ https://syokaku-lc.com/202310_sodan/#respond Fri, 20 Oct 2023 06:16:00 +0000 https://syokaku-lc.com/?p=4072 ご本人の心情に寄り添いながら精神科医への診察につながったケース
サークル活動にも参加できることになり、家族以外の人と交流する機会が作れました。

ご利用者

80代 女性 (ご長女夫婦と同居)

1.相談

居宅介護支援事業所では、在宅介護に必要な相談や連絡・ケアプランの作成・関係者や関係機関との連絡調整を行い、サポートします。また、介護の相談窓口として介護相談を受け付けております。
さまざまな介護相談の中から今回は、お母様と共に生活されている長女様からの相談です。

お母様は2~3年前から、物の置き忘れや車の運転ミスが多くなり、運転免許も返納しました。返納後は外出の機会が減り、家族以外地域の方との交流もなくなりました。

そのころから物盗られ妄想も出現し、身近なご家族へ対して口撃することが多くなり、同居のご家族が心を痛める状態になりました。

ご家族は認知症からくる行動ではないかと思い、診察を受け早期に認知症の治療が必要であると思っていました。しかし、認知症の診察を受けるということになるとご本人は受け入れがたいと思われるため、できるだけ自然な形で受診するにはどうしたら良いかと相談がありました。

2.助言から受診へ

相談を受け、当事業所で検討した結果を、下記のようにアドバイスさせていただきました。

「ご本人のお気持ちを傷つけないようにするには、いきなり認知症の専門医への受診は難しいと思われるため、まずはかかりつけ医を受診されるのはいかがでしょうか?」

「そして、かかりつけ医へ、ご家族から事前に状況を連絡しておくとともに、診断方法にも配慮してほしい旨を伝え、診察を受けたらどうでしょうか」

その後、当事業所からのアドバイスを取り入れていただき、ご家族からかかりつけ医へ事前に連絡しておいたことにより、スムーズな受診に繋がりました。受診した結果については、軽度の認知症と診断されましたが、ご本人は自覚がないとのことで、治療に対してはお断りされました。

3.地域包括支援センターとの連携

ご本人の尊厳とご家族関係等に配慮しつつ、社会参加を促すことで認知症の進行を防いでいくのが良いのでは、と地域包括支援センターからご家族へご提案させていただきました。

その後ご家族とも相談し、地域の社会資源を活用しつつ、今後の支援を視野に、ご家族から地域包括支援センターへ情報提供してもらい、連携していくことにしました。

地域包括支援センターでは、酒田市の介護予防事業であるすこやかマスターズに参加することで生活機能の維持及び向上を図っていけるように、ご本人に内容を説明し参加を促しましたが、参加は難しい様子が伺われました。

※すこやかマスターズとは

65歳以上の方で、生活機能の低下を予防するためにデイサービス等を利用して週1回2時間のプログラムを提供し、要介護状態なることを防いでいく酒田市の事業です。

4.専門医へ繋ぐ支援

その後も日常生活において物盗られ妄想が頻繁にみられたため、認知症の専門医を受診し、適切な治療を受けることが必要であることをご家族にお伝えし、ご家族も同じ考えであると確認したものの、専門医への受診は難しい様子でした。

そこで、心療内科の往診医を紹介させていただいたところ、スムーズに訪問診療を受けることができ、適切な認知症治療を受けることができるようになりました。

ご家族からは、ご本人の気持ちを考慮した受診につながったことで「相談してみてよかった、ありがとうございました」と感謝の言葉をいただいております。

また、地域の社会資源の活用として、地域のサークル活動に参加してみるのはいかがでしょうか?と地域包括支援センターからご家族に提案させていただいたところ、お母様がサークル活動に興味を持ってくださるように、ご家族から積極的に働きかけていただき、ご本人も納得のもとサークル活動へ参加することができるようになりました。

支援の振り返り
(ケアマネジャーの役割として)

居宅介護支援事業所への相談内容は多様であるため、私たちケアマネジャーは、必要な介護保険サービスの利用や、ご本人の自立支援やご家族の介護負担軽減を図るだけではなく、ご本人やご家族の介護に関する悩みや相談ごとにも、しっかりと対応していく役割が求められています。

また、地域の社会資源についても積極的に活用できるように繋いでいくことで、認知症の進行を防止し、住み慣れた地域で暮らしていけるよう支援させていただいております。

ご家族や地域の方々、ご心配なことがありましたら、居宅介護支援事業所にご相談ください。

]]>
https://syokaku-lc.com/202310_sodan/feed/ 0
2023年新卒入職者のお二人がインタビューをうけてくれました! https://syokaku-lc.com/2023_new_staff/ https://syokaku-lc.com/2023_new_staff/#respond Sat, 30 Sep 2023 08:33:00 +0000 https://syokaku-lc.com/?p=3973

生活相談員のEさん
穏やかな人柄で頑張り屋さん、ドラマが好き

特別養護老人ホーム ライフケア黒森に勤務

栄養士のSさん
向上心が高いしっかり者、お菓子作りが好き

特別養護老人ホーム ライフケア黒森に勤務

今回は2023年に新卒で入職された生活相談員のEさんと栄養士のSさん、お二人同時のインタビューになります。よろしくお願いします。

現在、どのようなお仕事をしていますか?

Eさん

私は、施設への入所を検討されているご本人、ご家族からの相談受付や入所手続きに関する説明業務を行っています。

Sさん

私は、献立作成や誕生日カードの作成、食事伝票処理などを行っています。
他にも、給食管理から栄養管理まで一連の流れを理解するために厨房の調理作業に携わっています。

Eさんはご利用者・ご家族とお話する機会が多く、Sさんは栄養士の立場からご利用者の健康を支えているのですね。

身近な人と関わりから、介護の仕事に就くきっかけに

介護業界の仕事に就こうと思ったきっかけは何ですか?

Eさん

はい。私は幼少期からおばあちゃん子で、人と話すのが好きでした。
小学生の時、地域の老人ホームに訪問しました。その時にご高齢者と話しをしたことがきっかけで、段々ご高齢者と関わる仕事がしたいと思いました。

Sさん

普段、家で少食の祖母がデイサービスから帰ってくると「今日のごはんおいしけ~」と毎回笑顔で話してくれました。そこから祖母にとって日々のデイサービスの食事が楽しみになっていることを知りました。これがきっかけで、たくさんの方にいくつになっても美味しいものを食べてもらいたいという想いが大きくなり、この仕事に就きました。

お二人とも、おばあちゃん子なんですね。
デイサービスでの食事が、新たな驚きや楽しさを知るきっかけになって良かったですね。

正覚会に入職したいと思った理由

どうして正覚会で働きたいと思ったのですか?

Eさん

大学在学中に正覚会の説明会に参加して、学習療法、タクティールケア、個別排泄ケア、機能訓練、ポジショニング、シーティングなど、さまざまな取り組みを実施していることを知りました。ご利用者一人ひとりのできることを尊重し、維持する取り組みに惹かれ、選びました。

Sさん

私は、管理栄養士の取得を目指しており、先輩管理栄養士がいるこの法人を選びました。専門的知識を指導していただきながら実務経験を積んでいきたいと思います。

Sさん

また、ここでは施設内に畑があり、ご利用者と一緒に数種類の野菜を栽培から収穫、味わうことをイベントとして取り入れていて魅力に感じました。私もご利用者の皆さんに美味しく味わっていただくお手伝いがしたいです。

自分の将来のことも、しっかり考えて選んでくれたのですね。

ここで生活されているご利用者は農業に携わってこられた方も多く、皆さん「畑の先生」なんですよ。施設全体で取り組んでいる畑づくりは、ご利用者にとっても、職員にとっても、生活の楽しみのひとつになっています。

初めての仕事がスタートして

入職して数ヵ月経ちましたが、仕事をしていて感じたこと、思ったことなど教えてください。

Eさん

一つひとつの業務が初めてで、新鮮な気持ちで仕事をしています。
でも、上司の皆さんと同じように色々できるようにならなければ!と思ってしまう分、少し焦りがありますね。

Eさん

ただ、就職説明会で「正覚会は新規採用職員研修もしっかりしています」とお聞きしていました。実際、研修では覚えなければならないことがたくさんありましたが、丁寧に指導してくださったおかげで、とても安心して受けられました。

Sさん

私の想像以上に、さまざまな職種で連携して業務を行っていることに驚きました。

大学在学中、多職種連携について学びましたが、実際は学んだ以上に連携されており、私もその中の一員になりたいと思って働いています。

Sさん

業務の一つとして、食事介助でもご利用者に直接関わらせていただいています。
メニューや味だけではなくて、食事介助をしている職員の声がけなどによって、ご利用者の食事がすすんだりするのを実際見て、ご利用者への接し方・声がけの仕方でも、ご利用者の食べる意欲が変わるものなんだなぁ…と実感しました。

大切なことは「確実」で「ミスをしない」こと

仕事で大切にしていることは何ですか?

Eさん

私は「一つひとつの業務を確実に」です。分からないところは、自分の中で整理してから上司に質問して次に進むことを心掛けています。

Sさん

業務において「同じミスを二度しない」ということを心掛けています。
仕事では間違いがないように取り組んでいますが、これまで何度か上司からミスを指摘されたことがあります。その都度、同じミスを繰り返さないように業務を振り返り、仕事の精度を高めていきたいと思っています。

一生懸命仕事に向き合っているお二人の気持ちが伝わってきました。

まだまだ入職したばかりで緊張する機会も多いと思いますが、色々なことを経験しながら、成長していってくださいね。

介護の仕事に興味をお持ちの方へ

どのような人が介護の仕事に向いてると思いますか?

Eさん

目の前の相手がどう感じるか?と考え、想像できる人です。

ご利用者の中には、はっきり意思表示できない方もいるので、相手の気持ちを感じとることが大切だと思ったからです。

Sさん

ご利用者とコミュニケーションをとることが好きな人が合うと思います。

「誰かとお話したい」「話を聴いてもらいたい」と思うご利用者が多くいらっしゃるので、関係を築く良いきかっけになると思います。

介護の仕事は、人との触れあいが好きな方であれば、いままでの職歴や年齢・経験に関係なく、誰でもはじめることができるので、少しでも興味のある方はご応募いただければ嬉しいです。

自分の性格について

ここからは少しお仕事の質問だけではなく、プライベートなこともお聞かせください。それぞれ自分自身をどのような人だと思いますか?

Eさん

私は、少し心配性なところがあり、慎重に行動する人だと思います。

その慎重なところを活かして、ご利用者やご家族の話を注意深くお聴ききし、安心して生活できるように支援したいと思います。

Sさん

私は、失敗しても諦めず、いつも向上心をもって挑戦しようとする性格です。

ご利用者と関わる際、その人その人に合った対応を常に考え、日々より良い対応をとるよう心掛けています。

趣味や好きなことをする時間も大切

趣味や好きなものは何ですか?

Eさん

好きな歌手の歌やダンスを鑑賞したり、映画・ドラマを鑑賞したりして好きな歌詞や台詞を手帳に書き留めることが好きです。

最近見たドラマの中で
「大切な人が亡くなっても、ずっと泣いてるんじゃなくて、また笑って逞しく生きること、それが亡くなった人への礼儀だよ」
というセリフがあって、それがとても好きです。

Sさん

わたしは趣味でお菓子作りをしています。
前回は失敗してしまったカヌレを再チャレンジで、焼き時間や温度、時間を調整したところ成功させることができました。
難易度の高いものを作って成功したときは達成感がありとても楽しいです。ストレス解消にもなるので一ヶ月に一回はお菓子作りをしています。

Sさん

友人の誕生日にチーズテリーヌをプレゼントしたのですが、「今まで食べてきたケーキの中で一番おいしい!」と言ってもらえたのが嬉しかったです。

今後の目標は

今後、仕事で取り組んでいきたいことや目標はありますか?

Eさん

まずは、生活相談員の仕事がしっかりできるようになりたいです。

現在は、上司の指導のもと、業務を間違いの無いように丁寧に行っているのですが、今後は素早く行動して、周りの職員・周りの人に優しく接することができるようになりたいです。

Sさん

今は基本的な業務を行いつつ、管理栄養士である上司の業務を見ています。

将来は私自身も管理栄養士となり、栄養面での総括的な業務を行いたいです。

就職活動中の皆さんへ

では、現在就職活動をしている方にメッセージをお願いします。

Eさん

見学を受け入れている施設に自分から訪問したり、企業分析を行ったりなど、後悔しないように自分から積極的に行動を起こしてもらいたいです。

そして、就職活動期間は根を詰めてしまうと思うので、自分なりの息抜き方法を見つけて過ごしてほしいです。

Sさん

正覚会では「チューター制度」があり、最初の一年間は担当の職員がついてくれます。

わたし自身、働き始めてまだ4ヶ月目ですが、業務に限らず、大きな悩みや小さな悩みにも親身になって聴いてくださったり、本当に頼りがいのある先輩方がたくさんいます。環境も整っているいい職場ですので一緒に働けたら嬉しいです!

本日はお二人とも、ありがとうございました。

フレッシュな笑顔が初々しいお二人
これからも支え合って頑張ってほしいです

]]>
https://syokaku-lc.com/2023_new_staff/feed/ 0
はつらつプロジェクトで華やかな空間を https://syokaku-lc.com/post-3984/ https://syokaku-lc.com/post-3984/#respond Wed, 20 Sep 2023 04:50:00 +0000 https://syokaku-lc.com/?p=3984 こもれびの郷浜中では、ご利用者に役割を持っていただき、意欲的な生活を送ってもらうことを目的として、得意なことや興味のある創作活動や園芸活動を行っています。

その取り組みのひとつとして「はつらつプロジェクト」があります。このプロジェクトを通し、様々な活動を行っておりますので、今回はその一部をご紹介させていただきたいと思います。

季節に合った壁画を作成

新年の作品

今年初の作品は、いつも散歩中に立ち寄ってくださる浜中保育園の皆さんへのプレゼントです。「うさぎ年」にちなんだ壁飾りを作成しました。

お花紙を丸くし、下書きに貼っていきます。新年らしく着物にはちぎった和柄の折り紙を貼りました。色はご利用者に伺いながら決めていきました。

保育園の子供たちが喜んでくれますように…と気持ちを込めて作りました

新型コロナウイルス感染症予防のため、直接ご利用者から園児の皆さんへお渡しすることは叶いませんでしたが、職員から保育園様へお渡ししました。

園児の皆さんも喜んでくださったとお聞きし、ご利用者へ伝えたところ、嬉しそうな笑顔が見られました。後日、保育園内に飾っていただいたそうです。

5月 こいのぼり

5月といえば「こどもの日」ということで、赤と青のこいのぼりを作成しました。

尾びれの部分にはちぎった折り紙を貼ります。
根気のいる作業ですが、ご利用者の皆さんはとても丁寧に貼ってくださいました。

うろこ部分のパーツも一つひとつ切りだしてもらったのですが、切るだけでなく、立体感がでるようにうろこパーツの中央に折り目をいれたりして、工夫しながら作ってくださいました。

うろこパーツは単色だけでなく、模様ありのパーツもいくつか取り入れましたので、一枚ずつ「どのような配置で貼ると綺麗になるかな」などご利用者の皆さんが相談しながら貼り進めてくださいました。

ご利用者はデイサービスに来るごとに「この前の続きしようか?」「あと少しでできるの」など完成を目指し、熱心に作品作りに取り組まれていました。

そして、開始してから3週間後…

見事な2匹のこいのぼりが完成

製作に携わられたご利用者からは「感無量」のお言葉をいただき、皆さん口々に「すごいの」「立派だの」とおっしゃりながら、眺めたりして楽しまれていました。

7月 七夕飾り

7月といえば、年に1度の織姫と彦星が会える日…七夕がある月ですよね。

こいのぼり完成から1か月後、梅雨の真っ只中ではありましたが、「早く梅雨が明けてくれますように」と願いながら作成に取りかかりました。

夜空は青の折り紙で表現、ご利用者の皆さんにはとてもたくさんの折り紙をちぎってもらいました。「指の運動にもなっていいの」と皆さん積極的に引き受けてくださいました。

真っ青な夜空の間には輝く天の川を敷き詰めます。一つずつ丸めたお花紙を隙間なく埋めていきます。

そして…

壁一面に色鮮やかな天の川が完成しました

庄内地方の七夕は時期的にまだ梅雨が明けず、ここ数年天気に恵まれていませんでしたが、皆さんと作成した天の川で季節を感じていただくことができました。

現在は敬老会に向けて作成準備を進めています。
こもれびの郷浜中は地域との繋がりを大切にし、役割や趣味活動の充実を通して、活き活きとした在宅生活が継続できるように支援しております。

今後も地域との交流を続けながら、ご利用者が日々の生活に楽しみや喜びを感じていただけるよう、様々な活動を行っていきたいと思います。

]]>
https://syokaku-lc.com/post-3984/feed/ 0
ここ2年部屋に閉じこもったまま、物忘れも多く、困ってしまって…とご家族からのご相談 https://syokaku-lc.com/post-3821/ https://syokaku-lc.com/post-3821/#respond Mon, 20 Mar 2023 05:33:00 +0000 https://syokaku-lc.com/?p=3821

ご利用者

80代 女性のAさん (現在、ご家族と3人暮らし)

1.相談

ご家族と3人暮らしをしている80代女性 A さんの相談ケースです。

Aさんは5年ほど前から物忘れがみられていました。以前までは地域の行事や体操などの集まりにも参加し、社交的な一面もあった方でしたが、ここ2年くらいはどこにも出ようとせず、自宅の自室に閉じこもりの生活が続いている状況にありました。

ご家族は物忘れで生活に困らないようにと、自宅の固定電話の操作方法を分かりやすく表示し、できること、できないことを見極めながら生活環境を整え、同居生活を続けている状況ですが、最近また物忘れの症状が多く出るようになっておりました。

生活に関しては、お風呂に入ることを嫌がり、長期間 入浴していない状態が続いているとのことでした。 一度専門医へ受診させようとご家族が試みても、 頑なに拒まれ、介護サービスの利用も叶わず、 ご家族もどうすればいいかわからないと地域包括支援センターに相談がありました。

2.訪問

地域包括支援センターでご自宅へ訪問し、Aさんと面会させていただきました。

A さんは明るく、こちら側の質問にも応じていただきましたが、ご家族からのお話しを再度伺うと、日ごろの物忘れはもちろん、食事を食べたかどうかを忘れる、声がけにカッとなりやすいなどの症状があるとのことで、ご家族の方の苦慮が伺えました。

3.今後のサポートについて検討

 Aさんから直接お話を伺うと、同じ話を何回と繰り返したり、突然声を荒げたりする場面もあり、医療機関への受診が必要であると思われましたが、ご本人は「お医者さんには行かなくていい」とお話を聞き入れてくれませんでした。また、ご家族からお風呂に入らない日が続いているといったお話もあり、以前よりも介護の負担が大きくなっているため、支援にむけて酒田市高齢者支援課にも相談し、※認知症初期集中支援事業を利用する運びとなりました。

※ 認知症初期集中事業とは、複数の専門職が、認知症が疑われている人や認知症の人及びそのご家族を訪問し、初期の支援を包括的集中的に行い、自立生活のサポートを行うチームのことをいいます。

酒田市の高齢者支援課をはじめ、専門医療機関の精神保健福祉士、デイサービスの相談員など、それぞれの専門分野の職員を招き、Aさんとご家族が今後どうすれば安心して過ごしていただけるのか、話し合いを行いました。

認知症の症状改善にむけ、医療機関からはAさんの病状確認や通院方法についての支援を検討していただき、また、入浴に向けた支援を早期に利用できるようデイサービス事業所と話し合いを行いました。同時に地域包括支援センターでは、ご家族に向け認知症という病気の理解と接し方についてお伝えしていきました。

4.サービス利用

デイサービスの初回利用時、Aさんは最初否定的な様子でしたが馴染みのご友人と会うことができ、同年代の方との交流を楽しまれるようになったことで、不安げな様子も日に日に減るようになりました。
外出することに億劫になっていたAさんでしたが、社会交流による外部からの刺激が良い刺激となり、医療機関の受診もできて、専門医からの適切な治療も受けられるようになりました。

ご家族からは「誰に相談して良いか分からなくて不安でしたが、地域包括支援センターから来てもらい様々な人達から支援してもらった結果、今は母親が負担にならないような関わり方も少しずつできるようになりました。」とお言葉をいただきました。

支援の振り返り

ご本人の状況やご家族の思いを、行政、医療、福祉の各専門職で共有し、それぞれの専門分野で話し合えたことで、早期に支援につなげることが出来たケースでした。

ご家族や地域の方々で、ご心配なことがありましたら、お近くの地域包括支援センターにご相談ください。

]]>
https://syokaku-lc.com/post-3821/feed/ 0
“北のかがやきデイサービス”今年の正月は、しめ縄飾りを手作りしました https://syokaku-lc.com/post-3781/ https://syokaku-lc.com/post-3781/#respond Fri, 10 Feb 2023 03:34:00 +0000 https://syokaku-lc.com/?p=3781 令和5年、新しい年を迎えました。
皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

新年を迎えた北のかがやきには、手作りのしめ縄飾りの藁の青々とした香りが漂いました。
しめ縄飾りはご利用者の皆さんと職員が一緒に作ったものです。

「昔は藁で草履やしめ縄どご編んだの。ちっちぇ頃、親から編み方教えらいだもんだ。」と懐かしそうに話すご利用者。

その何気ないご利用者のお話から、新年へ向けてご利用者と一緒にしめ縄飾りを作れないかと考えました。

藁は地域に住んでいる職員が、準備してくれました。
しめ縄飾り作りは、縄を一本ずつ縒り合わせる、所謂「縄ない」から始まります。数本の藁を手に取り、縄をなう作業です。

よし!今日から縄ないを始めようとご利用者の皆さんの前に藁を広げました。すると、ご利用者より、「この藁では固くてだめだ。まず、藁どご叩いてやっこぐさねまねよ。」とのお話が…。しめ縄飾り作り初挑戦の私たち職員は、事前にしめ縄飾り作りについて勉強をしましたが、藁を柔らかくするために叩く作業が必要であることは知りませんでした。

藁を叩く作業を終え、いよいよ縄ないに入ります。
ご利用者の皆さんは藁を手に持つと、目つきが変わり、手の中で魔法のように縄になっていきます

「左手の平に藁をのせで、右手で回すようしての。」
「昔は藁でなんでも編んだよの。」

ご利用者同士の会話が弾みます。

できた縄は輪飾りにし、飾りをつけて完成です。

完成したしめ縄飾りは、地域の保育園や小学校にも贈らせていただきました。

子供達のみならず、先生方も感動されており、

「しめ縄飾りは売っているものしか見たことがないので、とても貴重なものをいただきました。子供達にもきちんと話をし、学校でも飾らせていただきます。」

とのお言葉をいただいております。

ご利用者の皆さんと一緒に新年への想いを込めて作ったしめ縄飾り。
そのしめ縄飾りを飾り迎えた新年は、めでたさもひとしおで、温かい気持ちで新年のスタートを切ることができました。
 

※一部、撮影の為マスクを外しています。

]]>
https://syokaku-lc.com/post-3781/feed/ 0
家族のぬくもりを感じた瞬間 ”グループホーム” https://syokaku-lc.com/post-3778/ https://syokaku-lc.com/post-3778/#respond Mon, 30 Jan 2023 03:33:00 +0000 https://syokaku-lc.com/?p=3778

要介護者

I様 80代 女性

グループホームに入居されて約2年になるI様。
入居されてからは、遠方のご家族より定期的にI様宛にメッセージ 付きの絵葉書が届きます。その絵葉書にはいつもI様を気にかける温かい内容の文章が添えられています。I様にお渡しすると、「いっつも手紙書いてくれて、届くと嬉しなやの~。」と、喜びいっぱいの表情を見せてくれます。その絵葉書をいつまでも大切に手元に置き、時々読み返していました。

約1年前のそんなある日、I様より「昔は手紙の返事を書いでだんよ。ここに来てからは一回も書いでねがら書ぎでの~。」という希望がありました。そこで、I様と職員が相談しご家族に返信の手紙を書くことに決めました。ちょうど年末時期であったため年賀状を書くことにしました。

久しぶりに文字を書くということで、 書き始めるまで少しとまどいもありましたが、職員と一緒に手紙のお礼とご家族へのメッセージを心を込めて書きました。I様も年賀状が完成すると、とても喜ばれ「いつももらってばっかりだがら、書げでよがった~。はやぐ届けばいの~。」と話されていました。

それから数か月後に、ご家族より生活の様子がわかる写真を毎月見せて欲しいという要望があり、職員が行事や普段の生活の様子をまとめたお便りを作成しました。写真と様子のコメント、一番下の欄にはI様からの一言欄を設けて、ご家族にメッセージを書いていただき月に一度郵送するようにしました。

職員が「この手紙を毎月ご家族に届けますよ。」と、お話しすると「遠いけども、こうやってやりとりでぎんなは嬉しの~。返事くんなも楽しみになるの。」と手紙のやりとりをとても楽しみにされていました。また、 ご家族からは「忙しい時間に作っていただいてありがとうございます。」と感謝のお言葉をいただきました。 ご家族からの絵葉書は今でも定期的に送られてきます。

遠方に住まれているご家族とのお手紙のやりとりを通して、ご家族のぬくもりを感じ、離れていても心が通った瞬間だと思います。 また、職員も一緒に作成したことで、I様のご家族への想いにふれ、希望を叶えられたという達成感を味わい共感することができました。今回の取り組みでは、入居者様だけでなく、ご家族とのふれあいに関わりを持つことができ、改めてこの仕事に対するやりがいを感じることができました。

これからも、入居者様の想い、ご家族の想いに寄り添いながらご家族との関わりを大切に支援していきたいと思います。

]]>
https://syokaku-lc.com/post-3778/feed/ 0
働く仲間の笑顔を想像しながら…「ほっこり」と心が温かくなりますように https://syokaku-lc.com/post-3775/ https://syokaku-lc.com/post-3775/#respond Fri, 20 Jan 2023 06:52:00 +0000 https://syokaku-lc.com/?p=3775 みなさんは「エッセンシャルワーカー」という言葉を知っていますか?新型コロナ感染症においてメディアでたびたび取り上げられている名称です。 エッセンシャルワーカーとは… 医療・看護・介護・保育士・公共交通機関の運転手などなど…]]> みなさんは「エッセンシャルワーカー」という言葉を知っていますか?
新型コロナ感染症においてメディアでたびたび取り上げられている名称です。

エッセンシャルワーカーとは…

医療・看護・介護・保育士・公共交通機関の運転手などなど、

「日常生活を維持する為に不可欠な職業」

を指すのだそうです。

そういった方々に感謝や敬意を込めてエッセンシャルワーカーと呼ぶのだとか。

世の中のエッセンシャルワーカーは、患者さん・ご利用者・子供たちの健康を守るために日々使命感を持って仕事に努めていると思います。

どんな状況であっても笑顔を忘れずに、誰かの人生にとって一滴のエッセンス(要不可欠、極めて重要という意味だそうです)のような存在でありたいものです。

高齢者施設で働くエッセンシャルワーカーとして気を緩めることなく、

  • この困難な状況下を乗り越え、気持ちを一つにできるような企画ないかな…
  • 頑張る私たちに対しての労いや感謝を伝える方法はないかな…
  • 心がほっこりと、あたたかくなってもらえたらいいな…

そんな思いから「ほっこり癒しプロジェクト」と題して、同じ特別養護老人ホームで働く仲間同士で、メッセージカードの交換を行うイベントを開催することにしました。

メッセージカードには、一緒に働く仲間を思いやる気持ちや、仲間意識が高まるよう、労いや感謝等を伝える言葉で作成してもらい、最後に自分の名前を書きます。

イベント終了後には、メッセージをくれた職員に対し、後日報告とお礼の言葉を伝えることで、コミュニケーションを深めることができます。

カードには、普段は伝えられない感謝の気持ち・優しい言葉がたくさん書かれています。メッセージカードを通して、職員同士の会話が増えたり「これからもみんなで頑張ろう!」という仕事に対するモチベーションの向上にも繋がりました。

エッセンシャルワーカーとして働く私たちにとって、ご利用者の笑顔や仲間との絆が、どんな困難な状況でも前向きに乗り越えられる力に変わります。

これからもお互いに思いやる気持ちを大切に、どこかで誰かのエッセンスになれるような、「ほっこり」と温かく穏やかな気持ちを与えられるような、そんなエッセンシャルワーカーを目指していきたいと思います。

]]>
https://syokaku-lc.com/post-3775/feed/ 0