『入所後も、ご利用者に自宅で過ごしていた時のように、楽しみを見つけていただきたい』そんな想いから”楽しみの輪”が広がったケース

入所されたお父様に『何か楽しみを見つけてもらいたい』というご相談

Bさん 80代 男性 軽度の認知症

入所して間もなく、長女様より次のようなご相談を受けました。

「父は以前利用していた施設で、椅子に座っているとお尻が痛くなるので辛いという理由があり、部屋からほとんど出ることなく、横になってずっとテレビを観て過ごしていたんです。父も何かできることはないですか?娯楽的なものはなんでも好きなんですが…できないですよねー」

とのご相談でした。

お父様の好きな『将棋』に着目

ご家族の思いを受けて、施設でもできることはないかをスタッフ間で話し合いました。その中で、『将棋』が好きだったということにまず着目し、将棋が好きな方で一緒に将棋をさせる方を事業所を超えて募ったところ、他事業所(デイサービス)のご利用者から申し出がありました。
早速その方と一局交える機会をつくると、とても楽しそうに過ごされました。

ご家族より「ここで麻雀パイを眺めているだけも良いかと思って」ということで、ご自宅にあった麻雀パイを持ってきてくれました。

ご家族の話によると、麻雀も好きでよくしていたので、ぜひ施設においても好きな麻雀をしてもらいたいということでした。将棋の時と同様に参加者を募ったところ、すぐに実施する事ができました。

色々な視点からアプローチし、ご利用者とご家族の想いにしっかり寄り添っていきたいです

ご利用されている事業所を超えて、『気軽に集い 楽しむ場』がそこにでき、しかも回数を重ねる毎に大変な盛り上がりが見られるようになってきました。

メンバーが足りない時は、職員も参加し一緒に楽しむことができています。そして、ご家族より喜びと感謝のお言葉をいただいております。
家族会懇親会の際に、ご利用者のご家族より懇親会に参加された皆様に対して

「ここへ入所できて本当に良かった。本人はもちろん、私達家族も大変喜んでいます。」

とお話してくれました。

今後もこのようなアプローチを行いながら、ご利用者にとって、どのような環境で、どのような生活が一番望ましいかを常に考えていくとともに、ご家族の想いにしっかり寄り添っていきたいと思います。